JTBと資本業務提携を締結 宿泊施設の高度外国人材採用促進に向け連携

〜 国内の複数の地域・施設で実証実験を開始 〜

(左)株式会社JTB 常務取締役 金子和彦、(右)株式会社grooves 代表取締役 池見幸浩

「働くヒトの未来を創るワークシフトインフラの構築」をビジョンに掲げる株式会社grooves(本社:東京都港区 代表取締役:池見 幸浩 以下、グルーヴス)は、株式会社JTB(本社:東京都品川区 代表取締役社長:髙橋 広行 以下、JTB)と国内の宿泊施設をはじめとしたツーリズム産業における人材不足解消、および地域経済の活性化を目指して両社で高度外国人材の採用支援に取り組むことに合意し、資本業務提携を締結いたしました。 

 提携の背景と目的

少子高齢化により、国内観光地における宿泊施設でも人手不足が深刻な課題となっています。政府が訪日旅行者数を2030年には6,000万人とする目標を掲げていることからも、今後さらに増加する訪日外国人旅行者への対応や、ネイティブ目線の効果的なプロモーションなど、高度外国人材の積極的な受け入れ、および活用が必要不可欠とされています。

グルーヴスは2004年の創業以来、人材領域において事業を展開し、現在は地域金融機関との提携による「都市部から地域への人材環流事業」や、深刻化する国内の人材不足に対応すべく、高度外国人材に特化した採用ソリューション「GRIP ON」を開始しております。

JTBは100余年の旅行業で培ったノウハウを活かし、地域の人々と共に地域資源の魅力を再発見し、眠っている宝に磨きをかけ、そして日本全国、世界各国からの集客を促すことで地域活性化を図る継続的な活動を実施することを目指しています。

 今後、JTBと連携し高度外国人材の採用支援を行うことで、人材不足の解消を目指すとともに、ツーリズム起点での地域創生に貢献してまいります。

具体的な取り組み

まずは、次の実証実験を2019年5月より順次開始します。

  • 全国の宿泊施設を対象とした人材課題調査
  • 複数の地域において、宿泊施設のニーズに応じグルーヴスの採用ソリューションプラットフォーム「GRIP ON」を活用した高度外国人材の紹介
  • 外国人材採用における定着プログラムや生活サポートなどの関連サポートプログラム開発

今回の資金調達ラウンドについて

 グルーヴスは今回の資金調達ラウンドにおきまして、JTBの他、株式会社南都銀行(本店:奈良県奈良市、取締役頭取:橋本 隆史)が株式会社ベンチャーラボインベストメント(本社:東京都中央区、代表取締役:山中 唯義)と共同で設立した「ナントCVCファンド」、株式会社OKBキャピタル(本社:岐阜県大垣市 代表取締役:飯沼 日出満)、既存株主である株式会社ヒトメディア(本社:東京都港区 代表取締役:森田 正康)、株式会社インスパイアPNBパートナーズ(本社:東京都港区 代表取締役:高槻 亮輔)の運営するファンド「PNB-INSPiRE Ethical Fund 1」、株式会社地域創生ソリューション(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:佐藤 学)が運営するファンド「ALL-JAPAN観光立国ファンド」からの資金調達を実施しています。

 特に、ヒトメディアが持つ学びのネットワークおよび「PNB-INSPiRE Ethical Fund 1」のネットワークを活用した東南アジアでの人材事業の展開は、グルーヴスが展開する外国人採用ソリューション「GRIP ON」における、観光・宿泊施設における高度外国人材へのアプローチを強化する要素となります。

株式会社JTBについて

1912年創業。以来100年の間、事業を通した社会への貢献を使命とし、日本のツーリズム業界を牽引する総合旅行会社として様々な事業を展開しています。39ヶ国・地域に広がる約29000名の社員が、コーポレートスローガン“感動のそばに、いつも”を胸に、あらゆる交流を創造し、お客様の感動・共感を呼び起こす「交流創造事業」を推進しています。

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